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フランクフルト・アム・マイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フランクフルト・アム・マイン
Frankfurt am Main
Skyline Frankfurt am Main.jpg
フランクフルトの夜景
Wappen-frankfurt.png
市章
標語 : "Stark im Recht!(正義にあって強く)"
位置
フランクフルトの位置の位置図
フランクフルトの位置
座標 : 北緯50度7分 東経8度41分 / 北緯50.117度 東経8.683度 / 50.117; 8.683
行政
ドイツ
 州 ヘッセン州
 県 ダルムシュタット県
 市 フランクフルト・アム・マイン
市長 ペトラ・ロト
ドイツキリスト教民主同盟
地理
面積  
  市域 248km2
標高 112m
人口
人口 (2008年3月31日現在)
  市域 670,095人
    人口密度   2.657人/km2
その他
郵号 60311 - 60598(かつては6000)
65929 - 65936(かつては6230)
市外局番 069、06109
ナンバープレート F

フランクフルト・アム・マイン (Frankfurt am Main) は、ドイツ西部の都市。ライン川の支流の一つ、マイン川の下流域に位置する。ヨーロッパ有数の世界都市である。略記は"FfM"。

目次

[編集] 概要

政治都市である首都ベルリンに対する経済の中心都市である。2008年には、グローバリゼーションと世界都市の研究グループおよびネットワーク(GaWC)により、第1級世界都市-に選ばれている。[1]

レーマー広場とその周辺のマイン川河畔では、ゲーテハウス(ゲーテの生家)など第二次世界大戦で破壊された旧市街・建造物が復元されている一方、ドイツを代表する多くの銀行ドイツ銀行コメルツ銀行ドレスナー銀行など)の本店が入居する超高層ビルが林立する一角もあり、「マインハッタン」(マイン河畔のマンハッタン)の異名を持つなど、他のドイツの都市とは異なった趣の町並みをしている。EUに於ける金融システムの元締めである欧州中央銀行も、この街に本店が置かれている。欧州中央銀行の前には、新しいほうのオペラハウスがある。

単に フランクフルト (Frankfurt) と呼ばれることも多いが、ドイツには、旧・東ドイツの側、ポーランドとの国境近くにもう一つの「フランクフルト」、フランクフルト・アン・デア・オーダー(直訳:オーデル川沿いのフランクフルトFrankfurt an der Oder)があるため区別するため、「アム・マイン(マイン川沿の)」を付して呼ぶ。

市内には日本領事館がおかれている。また、多様な国籍の人間が居住する国際都市である。

[編集] 歴史

ローマ人により古代時代にはローマ軍の駐屯地であった。フランクフルトの地名は西暦5世紀頃にフランク王国が、隣国のアレマン族との戦争の際に、マイン川を渡る地点として選んだ、浅瀬の場所を「Frank(フランク人)Furt(渡る場所)」と呼んだ事に由来する。

中世に入っては神聖ローマ帝国都市として発達を遂げ、やがて見本市(メッセ)都市として発達していく。 8世紀末には、カール大帝の伝記を書いたアインハルトがこの町をフランコノフルトとよんでおり、カール大帝の治世には王国会議が数回ひらかれた。市の重要な教会であるバルトロメウス大聖堂は9世紀の教会があった場所に13世紀に建設されたもので、1356年金印勅書には、ここを神聖ローマ帝国皇帝選挙の地とさだめられ、1562年以降は戴冠式もおこなわれた。 1372年にフランクフルトは自由都市となり、1530年ごろにはプロテスタントの拠点のひとつとなった。1806年ライン同盟成立によってその支配下にはいったが、1815年には自由都市としての地位を回復した。1848年3月革命の際には、最初の全ドイツ国会であるフランクフルト国民議会パウルス教会でおこなわれた。第二次世界大戦中には爆撃により大きな被害をうけたものの、1993年EUヨーロッパ中央銀行の準備機関であるヨーロッパ通貨機構の所在地に選ばれ、1998年にはヨーロッパ中央銀行が設置されるなど、現在ではドイツ経済の中心地となっている。

だが最も市民及びドイツ人がこの街を誇りに思うのは、この街がゲーテを生んだという点においてである。哲学者ショーペンハウアーが後半生を過ごした街としても知られる。商業の活発さは他の都市より多くのユダヤ人を招き、特に大きなユダヤ人街(ゲットー)が今日にも存在する。イギリスに移って「ロスチャイルド」と呼ばれるロートシルト家も、また20世紀後半の資本主義社会の大衆操作の社会の実像を鋭く分析したホルクハイマーアドルノらのフランクフルト学派は、フランクフルト大学出身の社会学者が中心になった。かつてドイツが東西に分断されていた当時には、この地は西ドイツのほぼ中央に位置し、その首都候補の一つでもあった。

[編集] 経済

ドイツ銀行本店ビル

2009年8月現在、ナスダックニューヨーク上海東京ロンドン深センに次いで世界第7位の取引高[2]を誇るフランクフルト証券取引所や、前述のように各大手銀行の本店があるドイツの金融の中心地であると同時に、欧州中央銀行を擁する欧州の金融センターの一つ。

国際的な町並みを呈しており、国際的な見本市なども行われる。毎年秋に開催されるフランクフルト書籍見本市は国際的に出版業界の重要な行事として知られる。これらの見本市は主に、市内の「フランクフルト・メッセ」で開催される。


[編集] 交通

[編集] 長距離交通

  • 航空

市街地の南西側にあるフランクフルト国際空港は、シャルル・ド・ゴール国際空港ロンドン・ヒースロー空港などと並ぶヨーロッパでも特に重要なハブ空港の一つで、利用人数、貨物取り扱い量など様々な面で上位にあり、ドイツを代表する航空会社・ルフトハンザのメイン・ハブ空港としても機能している。このため、ドイツ国内・欧州域内はもとよりアジア、アメリカ、アフリカ各国からも多数の航空会社・路線が就航している。日本からは、直行便成田国際空港(ルフトハンザ、日本航空全日本空輸)、関西国際空港(ルフトハンザ)、中部国際空港(ルフトハンザ)から就航している。

  • 鉄道

長距離列車のターミナルであるフランクフルト中央駅は行き止まり式の大規模な駅で、ICEなど欧州各地から列車が発着する。また、フランクフルト国際空港にもフランクフルト空港駅が設置されており、航空路線と鉄道を乗り継ぐことができる。

[編集] 近距離交通

市内交通は、 フランクフルト市交通公社(VGF:Stadtwerke Verkehrsgesellschaft Frankfurt am Main)が路面電車Uバーン地下鉄)、バスを運行している。ただし地下鉄は、ベルリンやニュルンベルクのような本格的なものではなく、路面電車をもとに、都心では地下化、郊外では専用軌道化することで高速化したものである。これらVGFの車両は、一部を除き外装をターコイズグリーンで統一している。

また近郊地帯や近隣都市との間には、ドイツ鉄道のSバーン(郊外電車)が運行されている。中央駅と南駅の間は地下線になっており、市内交通としての役割も果たしている。一部路線は空港駅にも乗り入れており、中心地と約10分で結んでいる。

なお、市内および近郊の交通機関は、ラインマイン運輸連合(RMV:Rhein-Main-Verkehrsverbund)に加盟しており、運賃などの面では同一の交通機関として乗車することができる。

なお、ドイツ鉄道は自転車の貸出しも行っており、大通りの交差点や駅で見つけることができる。使用料は口座引き落しになり、事前に登録が必要。

[編集] 観光

レーマー広場

[編集] 娯楽・文化

[編集] 芸術

博物館・美術館としてはゲーテの生家の他は、特にマイン川沿いにシュテーデル美術館をはじめとする多くの博物館・美術館が置かれている。

[編集] 音楽

2つの対照的なオーケストラhr交響楽団フランクフルト・ムゼウム管弦楽団がフランクフルト市を拠点として活動している。 旧オペラ座は、その名の示すとおり、かつてのオペラハウスであり、現在はコンサートホールである。オペラは、フランクフルト歌劇場で上演される。ドイツ語でもコンサートはAlte Oper、オペラはOper Frankfurtと、混同しやすい。

[編集] スポーツ

[編集] フランクフルト出身者

ア行

カ行

サ行

タ行

ナ行

ハ行

マ行

ヤ行

ラ行

ワ行

[編集] 姉妹都市

[編集] フランクフルト・アム・マインを舞台にした作品

  • アルプスの少女ハイジ シュピーリの小説。この地域にクララの住むゼーゼマン邸がある。
  • 詩と真実 ゲーテの自叙伝で、神聖ローマ帝国の直轄都市として栄えていた当時のフランクフルトを知るための資料としても貴重。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ
公式
日本政府
観光

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