東京都現代美術館
Museum of Contemporary Art Tokyo |
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| 施設情報 | |
| 専門分野 | 現代美術 |
| 事業主体 | 東京都 |
| 管理運営 | 東京都歴史文化財団 |
| 延床面積 | 33,515 m² |
| 開館 | 1995年3月18日 (一般公開は3月19日) |
| 所在地 | 〒135-0022 東京都江東区三好四丁目1番1号 |
東京都現代美術館(とうきょうとげんだいびじゅつかん)は、東京都江東区三好四丁目にある、現代美術専門の公立美術館。東京都立木場公園の北辺に、1995年(平成7年)3月に開館した。現代美術の紹介と国際的な視野での企画の実現を目指しており、東京都美術館が収集してきた現代美術コレクションを中心に、日本の戦後美術を概観できる日本国内でも優れたコレクションを持つ。
延床面積 33,515 m² という日本最大の美術館建築(分館を含めた場合日本2位)で、広いスペースを誇る常設展示室は1階と3階の計10室ある。1階展示室では第二次世界大戦後まもない頃の不安と混沌を反映した時代から、1970年代まで約30年間の美術の流れが一通りたどれるようになっている。3階展示室では、現存作家の作品を中心に、現代美術のさまざまな傾向を見ることができる。企画展示室には、巨大化する傾向のある現代美術作品が展示可能な、広大な吹き抜け空間が準備されている。
2007年夏に開催された「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」は、会期中、現代美術館最高の30万人に迫る入場者数を記録した。
目次 |
[編集] 主な収蔵作品
- アンディ・ウォーホル 『マリリン・モンロー』 Marilyn Monroe (版画、1967年)
- ロイ・リキテンスタイン 『ヘア・リボンの少女』 Girl with Hair Ribbon (油彩画、1965年)
- 上田薫 『なま玉子 B』(油彩、アクリル画、1976年)
[編集] 建築概要
柳澤孝彦(TAK)の設計。読売新聞の記事で磯崎新に「粗大ゴミ」と評されたが、これには、もっと交通アクセスのよい場所に建設すべきだった、という東京都への批判も含まれている。CIデザインは仲條正義。
- 設立 ― 1995年
- 竣工 ― 1994年
- 設計 ― TAK建築・都市計画研究所
- 主要構造 ― 鉄骨鉄筋コンクリート構造
- 延床面積 ― 33,515 m²
- 階数 ― 地上3階・地下3階
- 常設展示室 ― 約 3,000 m²(2層)
- 企画展示室 ― 約 4,000 m²(3層)
- 収蔵庫 ― 約 3,100 m²
- 美術情報センター ― 約 2,600 m²
- 所在地 ― 東京都江東区三好四丁目1番1号
[編集] 利用案内
以下の記述は2008年現在。
- 開館時間: 10時から18時(入館は17時30分まで)
- 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、保守点検時・展示替時
- 常設展観覧料: 一般500円、大学生・専門学校生400円、高校生250円、65歳以上250円。中学生以下は無料。20人以上の団体料金は2割引。その他各種割引・免除制度あり。
- 企画展観覧料: 都度設定される。企画展のチケットで常設展も観覧可。
- 友の会: 会員は常設展観覧料無料、企画展観覧料半額。その他割引の特典、年4回会報送付あり。他の東京都歴史文化財団関連施設の割引もある。会員の期間は1年間で、会費は個人会員1,500円、家族会員3,000円、シルバー会員(65歳以上)1,000円。
- 併設の美術図書館は広さ780平方メートル、座席数48席。美術コレクションと同様、上野の東京都美術館の蔵書を引き継いでいる。展覧会カタログ、美術雑誌など10万冊以上。美術館の名前通り、現代美術の蔵書が特に充実している。
[編集] 交通アクセス
- 東京地下鉄東西線木場駅より徒歩15分
- 都営地下鉄新宿線菊川駅より徒歩15分
- 都営地下鉄大江戸線・東京地下鉄半蔵門線清澄白河駅から徒歩13分
- 都営バス「東京都現代美術館前」停留所下車すぐ
- 三ツ目通りに面しており、自動車の便は比較的良い。鉄道駅からはやや距離があるが、石原慎太郎が東京都知事の時代に、東京駅からの直行バスの運行が開始され、2000年代半ばには、隅田川沿いに現代美術系のギャラリーが集積するようになっている。
[編集] 問題
[編集] 『ヘア・リボンの少女』購入問題
開館前、収蔵品としてロイ・リキテンスタインの代表的作品である油彩画『ヘア・リボンの少女』を高額(618万ドル、約6億円[1])で美術品購入基金より拠出し購入。このことに対し「漫画みたい」という声が新聞の見出しになり、「漫画のような絵を税金で買うとはどういうことか」と自治体による現代美術作品の購入をめぐって同作品がひとしきり都議会や世間の話題になった。作品収集の経緯や選考理由を専門的に説明すれば概ね新聞報道は逃げ腰になり、矛先は行政サイド向けて購入に関する情報公開や作品収集の方法論の論議へと話題が転換されてしまった。この問題には、肝心の美術的な価値や芸術の専門的論議を差し置いて発言する都議会議員の現代美術に対する無知ゆえの的外れな批判という側面もあるが、一方で東京都現代美術館が美術市場の相場より高い値段で作品を購入してしまった税金使途の不透明さも指摘されている。
[編集] 経営の再編
開館当初は意欲的な企画展を数多く実施したものの、次第に集客力の弱さと赤字経営が批判されるようになった。石原知事の時代へ入り都立の美術館・博物館の経営が問題視され、各館の経営母体が東京都生涯学習文化財団より東京都歴史文化財団へ移されるなど再編されたほか、赤字解消に経営のプロである民間企業の経営者が各館の館長として送り込まれた。
東京都現代美術館には日本テレビ放送網から氏家齊一郎が館長として送られた。この縁からスタジオジブリ関係の展覧会などが東京都現代美術館で開催されるようになり、集客や知名度が増加する便益があったが、これが今後の来客に繋がるのかどうか、現代美術コレクションや活動と何がどう繋がるのかという批判や、自身の関係する日本テレビへの利益誘導であるとの批判もあった。その他、多くの学芸員が財団再編に伴い館を離れ、美術作品の新規購入費は一時0円になるなど、収集活動も長期停滞したが、2006年頃から美術品購入費が若干復活し、若手作家の比較的安価な作品を中心とした購入が再開されるなどの兆しもある。